感謝祭2025

2025年4月26日、春風学寮感謝祭が行われました。なんと40名近いOBや関係者が参加してくださり、総勢約60名の盛会となりました。

 


記念講演は、OBで生物学者の本川達雄さんにお願いしました。タイトルは、「センス・オブ・ワンダー」(驚き・ふしぎの感覚)。本川さんは生物の世界だけでなく、社会や文化のあらゆる側面に「センス・オブ・ワンダー」で相対峙し、様々な発見を行ってきました。今回の講演は、そのような人生の総まとめともいうべきものでした。また、ご自身でお作りになった歌(生物の不思議を伝える歌)をご披露くださり、講演会であるにもかかわらず、コンサートのような熱狂を巻き起こしてくださいました。春風学寮のOBは本当に豊かです。

 

寮生からは、So君が代表スピーチを行いました。So君は理工学部なので、生成AIの発展と残された人間の可能性という大問題について語ってくれました。Ma君はほとんどプロ並みのテノールの歌い手で、ドニゼッティの歌曲を歌ってくれました。伴奏は、恐れ多くもOBの土屋泰治さんの奥様であるめぐみさんが担当してくださいました。ほとんど練習もなくできてしまうのですから、二人とも相当の実力です。他にKa君とSa君が面白い漫才を熱演してくれましたが、これは録画だったので残念ながら写真がありません。

 

春風学寮の誇る名シェフの佐谷戸さんと平川さんが今回も美味しくて豪華な料理とデザートを作ってくださいました。本当に感謝です。残念ながら、平川さんは今回をもって退職することとなりました。長い間ご奉仕くださり、ありがとうございました。

 

現寮生の自己紹介。とても良い学生が集まり、快適で充実した生活が送れています。

 

   

OBや関係者の皆様から近況報告と短いスピーチをしていただきました。一人一人紹介できないのが残念なほど個性豊かな皆さまです。写真にとれなかった方もいます。申し訳ありません。

 

最後には、OBの作った「たのしつどい」という歌をうたいました。伴奏はやはりOBの木村護郎さんがアコーディオンで行ってくれました。千葉眞理事長に締めくくりのスピーチをしていただき散会です。

 

春風学寮が90年以上存続し、個性豊かな人材を輩出し続け、今なお活力を失っていないのはなぜでしょうか。イエス・キリストがその中心にあるからとしか思えません。キリストには、異質なものを引き寄せ、結び付ける力があります。そのようなキリストが中心にあればこそ、かくも多様な人々が共に結びつき、時代を超えて交わることができるのだと思います。

この素晴らしさを伝え続けていくところにこの寮の意義があるに違いありません。