新たにインドネシアから留学生が入寮した。寮生たちにとって、インドネシアは未知の世界である。だから、皆が彼にいろいろなことを尋ねる。寮生たちも得意になって日本ことを彼に教える。実にほほえましい光景だ。
中でもほほえましいのは、料理の交流だ。日曜日になると寮生たちは、彼にインドネシア料理を作ってもらう。お返しに、というわけではないが、彼に自分たちの作った料理を食べてもらうこともある。男子寮生たちが料理文化の交流を国際的に行う。これ以上ほほえましいことがあるだろうか。ここには、各自の個性とその背景である伝統を尊重する真の交流がある。
多くの学生がこのような寮生活を体験すれば、戦争もなくなるであろうに。