諏訪基さん(国立障害者リハビリテーションセンター研究所顧問・福祉機器研究開発)
45年も前に春風学寮を卒寮しました。社会人になり結婚して、いつの間にか長男と次男も春風学寮でお世話になりました。彼らはいわゆる寮生二世ですが、春風学寮には他にも二世だけでなく三世の卒寮生もいます。
毎年4月29日に寮祭があります。寮祭にはよほどのことがない限り参加しています。それは、現役の寮生たちに会えるだけでなく、社会の第一線で活躍している若手OBや経験豊富な先輩OBの貴重な体験談を聞くのが楽しみだからです。最近は日本に滞在する海外留学生も寮生として生活しています。彼らの話も大変興味深いものです。
私たちの世代では、たまたま同じ時期に春風学寮で“同じ釜の飯を食った”先輩、同輩、後輩が今でも年に2度、新年会と暑気払いで定例の集まりを開いています。春風学寮にまつわる多彩な人材の集まりから得られる知的な刺激は、45年前には想像していませんでした。今ではこの上ない宝物になっています。