春風学寮の菜園、絶好調!

 

昨年一年間かけて裏庭でたい肥を作りました。寮の生ごみと砧公園からもらってきた大量の枯葉を積み上げ、米ぬか、鶏糞、苦土石灰、そして土を若干加えて、混ぜたものです。切り返すたびに香りがよくなり、春先には上質のたい肥ができました。

はたして使ってみると、その効果は抜群。収穫量は増えるし、虫が付きにくく、病気にもなりにくい。何よりお金がほとんどかからない。こうして自分で野菜を作っていけば、野菜の値上がりなんて怖くありません。

このジャガイモは、驚くなかれ、プランターでできたものです。「プランターでジャガイモはできません」と書いてある本もありますが、上質のたい肥を使えば、その壁はらくらく乗り越えられます。六つのプランターで、この倍の量が取れました。

これはロケット菜(ルッコラ)です。どんどん成長するので毎日のように食べなければなりません。6月の初めからずっと収穫が続いています。不思議なことに毎日食べても飽きません。

これはハーブです。バジル、スープセロリ、パセリ、パクチー、三つ葉です。これだけあれば、様々な料理に対応できます。これらを少しずつ取って、ハーブカレースープにすると、夏の暑さも吹き飛ばせる最高の昼食になります。

茄子と山芋です。どちらも順調ですが、茄子の方はニジュウヤホシテントウの駆除が大変です。これでもたい肥のお陰で随分と被害が減りました。山芋は水さえやっていれば、秋には自然とよいものができるので、気が楽です。ところで、この山芋の粘り気は抜群で、すり鉢にくっついて取れないほどです(もってます)。こういう山芋を食べると、スーパーの山芋は食べられません。

今年最も成功したのがトマトです。ミニトマトは右の写真のようにまさに鈴なりで、大玉のトマトも上質なものがたくさんなっています。この籠の量が一日の収穫量で、最近では毎日のようにこれくらいとれます。このような取れたての野菜を食べられる幸せを寮生たちはわかっているのかなあ。ちなみに土を耕して、たい肥を入れたのは、寮生の有志です。