中国からの留学生で、一昨年卒寮した趙彬君の結婚式・披露宴を春風学寮で行いました。キリスト教式でありながら、無教会の特徴を存分に生かした最高の結婚式となりました。
結婚式は、神様だけと向き合えるようにできるだけ清楚に。
指輪の交換の代わりに、それぞれの神様への思いをしたためた祈祷文を読み上げ、交換しました。
披露宴は、できるだけ華やかに。お色直しの間に寮生たちが会場を中国風に飾り付けました。新郎新婦はこのことを知らされていなかったので、会場に戻ってきてびっくり仰天。
これら全て、寮生たちの手作りです。こういうのを約20枚はさみで切って作り、会場に貼りました。製作時間は100時間を超えたでしょう。
元シェフの賄スタッフがホテル並みの料理を作ってくれました。本当においしい。
チャイナドレスの花嫁さんの美しさに趙君は感激。
音楽家の友人たちが結婚を祝福するミニコンサートを開いてくれました。背筋がぞくぞくするほど高度な演奏でした。後ろの「福」の文字が逆さまなのは、「福」がここに落ちるという縁起かつぎだそうです。
ケーキカットのケーキは世田谷の老舗「カワムラガトー」が作ってくれました。花は世田谷在住の草月流師範がプレゼントしてくれました。地域の皆さんからも支えられています。
最後には、寮生全員が中国語で「ジンテンニーヤオジャーゲイウォー」(今日ぼくと結婚してください)を歌いました。新郎新婦は、感激のあまり大泣きです。
春風学寮の「愛と信頼」というモットーが形に現れたような結婚式でした。全員が仕事を分担し合い、それぞれが自分の役割を果たして、二人の愛を祝福したのですから。寮生たちの多くは、自分もこういう結婚式ができればいいなあ、とつぶやいていました。