5月が忙しかったので、バーベキューが6月にずれ込んだ。案の定天気が悪い。バーベキューを始めた11時ころには晴れていたのに、正午過ぎから雨が降り始めた。
ある程度予想していたことなので、バーベキューを雨モードに変更。炭火は屋根のある駐輪場に移し、焼けた肉や野菜を窓から食堂に運んで食べた。食堂のわきに屋台の出店があるような感じで、結構風情があって面白い。
で、何が言いたいのかといえば、今年度の寮生たちの働きぶりのよさである。準備から、雨モードへの切り替え、そして後片付けと、みんなで協力しててきぱき済ませていく。一部の人に仕事が偏らないように、気を使いながら。途中から私は出かけなければならなかったのだが、私のいない間にバーベキューセットの掃除までやってくれていた。これはなかなかできることではない。
たまたま、寮に泊まりに来ていた寮母のお母さん(つまりおばあちゃん)がその様子を見ていてひどく感心し、「いい学生さんたちと共に暮らせて、あなたたちは幸せねえ」と何度もつぶやいていた。確かにその通りだ。
今年度はいろいろなことがうまくいきすぎて、なんだか気味が悪い。きっと何か良くないことが起こる前兆だ、と悲観的な私(寮長)はすぐに考えてしまう。